どうも、まとめ先生です!
今回は特殊詐欺の注意喚起になります。
今年に入ってから、まとめ先生の公式LINEにある相談が増えました。
それは『国際ロマンス詐欺』についての相談です。
『無知が故に起こってしまう詐欺』は、仕組みを知ることで被害に遭う確率をグッと下げることができます。
当記事は、少しでもロマンス詐欺の被害者を減らしたいという思いを込めて執筆しました。
ロマンス詐欺の詳細・被害に遭わない方法・二次被害を防ぐ方法などを解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
当記事でわかること
✅ ロマンス詐欺とは何か?
✅ どんな人が被害に遭いやすいか
✅ ロマンス詐欺を回避する方法
✅ 二次被害を知って対策する
国際ロマンス詐欺とは?
まずは、国際ロマンス詐欺について簡単に説明しますね!
国際ロマンス詐欺とは、SNS(フェイスブック・インスタ・Twitter 等)やマッチングアプリで知り合った外国人(日本人のなりすましの場合もある)の異性から、猛烈なアプローチを受けることでターゲットに恋心を抱かせて、最終的に現金騙し取る詐欺のことを言います。
コロナ渦で、マッチングアプリの利用者も増えた影響か、ロマンス詐欺の被害が多発しているとテレビなどのメディアでも取り上げられている。
ロマンス詐欺の特徴
ロマンス詐欺を疑ったほうがいい特徴
- 突然SNSやマッチングアプリで『美女・イケメン』から連絡が来る
- 男性に多い職業は『起業家・資産家・軍人・国連職員・有名人』である
- 時間をかけながら恋愛関係を作ろうとしてくる
- しばらくしてお金が絡む話し(会いに行く費用・親の治療費・結婚資金を貯めるため儲かる投資の話し 等)がでてくる
上記の特徴に当てはまらなくても、マッチングアプリは本気で出会いを探している人だけではありません。
良い人の皮を被った詐欺師なども多く存在していることを理解しておきましょう。
被害に遭いやすい人
- 年齢30~60ぐらいの男女(特に女性が多い)
- 独身で出会いを求めている
- マッチングアプリを利用している
- 知らない人でも連絡が来たら返信してしまう
被害にあった人の多くは『まさか私が被害に遭うとは…』と言います。
自分は大丈夫!!なんて考えは捨てましょう。
ロマンス詐欺の手口(よくあるパターン)
フェーズ1:出会い
ある日突然、SNSやマッチングアプリ経由で、外国人のイケメン/美女からメッセージが届きます。
やり取りをする中で、恋に落ちてしまうようなアプローチ受け、次第に恋愛感情になって婚約関係に突入。
フェーズ2:お金を要求
良い関係が作れたと判断されると、お金を要求するフェーズに移行します。
よく耳にする要求のパターンは以下になります。
- 助けてほしい系
- 『激戦区に行くことになってしまった。このままだと死ぬ可能性が高いから軍人を辞めてアナタに会いに行きたい…。 でも辞めるには違約金を払う必要があるから一時的に貸してほしい!会った時に絶対に返すから』と言われ支払ってしまう。
- 情に訴えてくる系
- 『親が病気になってしまったから、一時的に治療費を貸してほしい!絶対に返す』と言われ支払ってしまう。
- 投資に勧誘する系
- これがコロナ渦になって一番多いパターン。
①:結婚資金を貯めようと言われて、暗号資産(仮想通貨)などに投資する話しを持ちかけられて、聞いたこともないような海外の暗号資産(仮想通貨)取引所へ入金する(もちろん取引所は詐欺用に作ったもの)。
②:最初は指示通りに売買することで利益を出すことができるのだが、もっと稼ぐために追加で入金するように促してくる。
増資する資金がない場合は、『このペースならすぐに返済できちゃうから』と言って消費者金融などから融資をするように言われる。
③:数字上は儲かっているので、出金依頼をするも様々な理由をつけられて出金できなくなる。
『出金するためには取引所に税金を収める必要がある』、『出金する金額と同額の保証金を預けなければ出金できません』などといって、追加入金を訴求されたり、振込先の口座情報を送ってくる。
もちろん謎の保証金や税金を入金しても、『問題が発生した』などと言われて、預けている元本を出金することはできない。
④:最終的に取引所の資金は凍結し、やり取りしていた相手(詐欺師)や取引所と連絡が取れなくなってドロンされてしまう。
詐欺の被害者は二次被害に遭う可能性も高い
ロマンス詐欺に限らず、1度でも詐欺被害にあってしまったら二次被害に気をつける必要があります。
被害者は、詐欺にあった自分のお金をどうにか回収できないものかと考え、SNSなどで同じような被害者を探したり、被害にあった状況を書き込んで注意喚起したりしてしまいます。
もちろん、ハイエナのような詐欺師は、このような書き込みを見逃しません。
そこから二次被害へと発展してしまうのです。
▼以下が、よくある二次被害になります。
- 回収屋
- SNSなどで回収屋(復讐屋)をみかけますが、そのほとんどが詐欺師です。
回収したい金額の数%を手付金として支払うことで着手しますというものが多く、送金方法も足がつかないように封筒に入れて郵送させてきます。
もちろん着金したらドロンされてしまいますので、絶対に手をつけてはいけません。
現金を封筒に入れて送れは、詐欺の常套手段です。
私の周りでも何人もやられていますので、気をつけてください。 - 被害者の会
- 被害者の会の別名は、『詐欺に会いやすい カモ リスト』
基本的な流れは、被害者をLINEなどのグループに集めてから、『知り合いの回収屋に依頼したので便乗したい方は手付金が必要です』などと言って回収しに来るパターンや、詐欺業者に『カモ リスト』として個人情報やグループそのものを売られたりします。 - 偽の弁護士
- 詐欺師とグルで仕掛けてくる場合と、SNSなどに書き込んでしまうことで、自称弁護士から連絡が来たり紹介されたりします。
回収屋同様に着手金として回収したい金額の数%を支払うことで、着手してくれると言ってきますが支払ったらドロンされてしまいます。
ロマンス詐欺かも!と思ったら
あなたが今やり取りしている、その人は大丈夫ですか?
もしかしたら、ロマンス詐欺かもしれません。
あなたが信じたい気持ちはわかります。
でも、冷静になって考えてみてください。
普通、愛する人に対して『お金を要求』したり『怪しい投資に勧誘』しますか?
SNSで知り合った異国の人の場合、国際ロマンス詐欺を疑ってみましょう。
ロマンス詐欺か調べる方法
※以下の方法は簡易的な調べ方になりますので、当てはまらないからといってロマンス詐欺じゃなかったという判断はしないでください。
- プロフィール画像を検索
- ロマンス詐欺をやる詐欺師は、必ずと言っていいほどインターネット上で拾った画像を利用します。
【調べる手順】
①:相手のプロフィール画像を保存します。
②:パソコンからGoogle画像検索のページにアクセスして、カメラのマークをクリックする。
③:画像をアップロードの『ファイルを選択』をクリックして、相手のプロフィール画像を選択します。
④:検索結果が表示されるのを待ちます。
⑤:相手のプロフィール画像と同じ画像が表示された場合、国際ロマンス詐欺の可能性が非常に強いと言えるでしょう。
(※)
上記でも説明しましたが、詐欺師が画像を少し加工したりしている場合は、検索にヒットしない場合もあります。
その場合、複数枚の自撮り写真を送ってもらいましょう。
ただし、ストック用の写真を用意している場合もありますので、どちらにしろ信用は禁物です。
ロマンス詐欺に遭ってしまったらどうしたら良いのか?
国際ロマンス詐欺に遭ってしまった場合、被害にあった金額が戻ってくる可能性は非常に低いと言えます。
お金に余裕のある方は『高い勉強代だった~』で済むかもしれませんが、全員がそうではありません。
どのような結末になろうとも『生きていれば必ず良いことがあります』
家族、両親、祖父母の顔などを思い出してください。
あなたには必ず幸せが訪れます。
では、少しでも戻ってくる可能性を上げるために、どのような行動をすればいいのかをお伝えします。
警察に被害の相談をする
まずは一人で解決しようとせずに、警察に被害に遭ったことを伝えましょう。
ただ、加害者(詐欺師)が海外にいる場合には、日本の警察では対応できないことがほとんどです。
ですが、外国人のふりをして日本国内から国際ロマンス詐欺を装ってる事例もある為、必ず警察に行きましょう。
※詐欺事件を立件するのは難しく、受理してくれないこともあるみたいなので、受理してくれるように強く要求してください。
弁護士に相談してみる
警察に相談したら、次は弁護士に相談してみましょう。
(SNSから探すのではなく、しっかりとしている法律事務所を探してください)
法律のプロの視点から助けてくれるでしょう。
ですが、いくら弁護士と言えど、加害者を特定して回収するということは非常に難しいことになります。
可能性を少しでも上げるための行動は無駄ではありませんので、まずは相談してみることをオススメします。
※解決するかは別として、ロマンス詐欺以外のことでも無料相談ができる『法テラス』というものもありますので、知っておくと良いでしょう。
まとめ
今回は『国際ロマンス詐欺』について解説しました!
最後に、要点のまとめになります。
まとめ ポイント
- 国際ロマンス詐欺とは、SNSやマッチングアプリ経由で知り合った外国人異性と恋に落ちて、最終的にお金を搾取される詐欺である。
- まさか自分はありえない!という思考は捨てよう。
- 二次被害(回収屋/被害者の会/ニセ弁護士)には気を付けよう。
- ロマンス詐欺かもと感じたら、プロフィール画像をGoogleから検索してみよう。
- 被害に遭ったら、警察と弁護士に相談してみよう。
当記事が少しでも参考になりましたら幸いです!
LINE公式やメルマガなどでも無料で情報を配信中です。
ぜひ、友だち追加の方もお願い致します。